【公式大会】レジェンドオブラウンド最終103位/1717 オーガランドザシアンwithビクティニ
はじめに
こんにちは、aoです。
今回は公式大会「レジェンドオブラウンド」で使用した構築について書いていこうと思います。見て頂けると嬉しいです。ついでにビクティニ(NN:へやまもと)も喜びます。
構築経緯
本ルールでは伝説・準伝説ポケモンのみが使用可能の特殊ルールとなっている。事前の軽い環境予想ではザシアン・イベルタル・グラードン・カイオーガの対面性能が高く使用率が上がると予想。そこで、これら4匹に強い突撃チョッキカイオーガが強力なのではないかと感じ、それを軸に構築を組み始めた。
次に軸であるカイオーガが苦手とするキュレム・ディアルガ・パルキアなどのドラゴンタイプ全般やゼルネアスに強いザシアンを採用。
ここまでだと電気の一貫がありザシアン・ゼクロム・マーシャドー・レジエレキが重いと感じたため、これら全てを解決出来るHBランドロスを採用した。
しかし、サイクル寄りの構築を組み始めたものの予想外のポケモンや数値の暴力で容易にサイクルが破壊されてしまうのではと感じた。そのため、残りの3匹では対面性能の高いポケモンを入れ対面的な選出も出来るような構築を組む事にした。
対面性能の高いポケモンを探していた所、命がけを覚えるビクティニに注目。命がけを覚えるポケモンの中で最もHPの高いビクティニは、HPに努力値を振り切ることでザシアンやカイオーガ・ネクロズマレベルの高耐久ポケモンを倒すことが出来る。この事に魅力を感じ、相手の上から命がけを打てるHSスカーフビクティニを採用する事とした。
次に対面構築にはお馴染みの襷枠を探し、専用技による積みエースへの切り返しやカウンターで相手のダイマックスを返せる襷マーシャドーを採用。
ここまで黒馬バドレックスと日食ネクロズマが重いためこの2匹に強いイベルタルを採用し、構築完成とした。
並び
個体解説
ザシアン(剣の王)@朽ちた剣
特性:不倒の剣
性格:意地っ張り
巨獣斬/じゃれつく/インファイト/電光石火
181(108)-229(150)-135-x-167(252)-168
HD:C252カイオーガの雨潮吹き最高乱数以外耐え
所謂耐久振りザシアン。
HDにかなり努力値を割いているため、カイオーガ対面では強気にじゃれつくで押していく事が出来て強かった。また陽気ASのザシアンよりも少し火力が高いため、ザシアンミラーにおいて巨獣斬+電光石火で処理できる場面が多かった。電光石火には助けられた場面が多々あったので入れておいて正解だったと思う。
困った時に選出しておけば間違いなかった。
選出率1位
カイオーガ@突撃チョッキ
特性:雨降らし
性格:控え目
潮吹き/根源の波動/雷/冷凍ビーム
187(92)-x-110-222(252)-160-131(164)
S:準速日食ネクロズマ+2
本構築の軸。破壊神。
ダイマックスを切れば大半の特殊アタッカーにまず負けることはなく、弱点を突かれない限りザシアンやマーシャドーなどの強力な物理アタッカーにさえも打ち勝つことが出来た。努力値をかなり素早さに割いているため、日食ネクロズマ対面などHCカイオーガでは素早さ関係が怪しい対面でダイマを温存しつつ潮吹きを選択する事が出来たのが強かった。しかし、二日目からゼクロムやパルキアが増えたことで後半は選出するかどうかの判断が難しかったため、これらのポケモンに対して明確な回答を用意しておくべきだったと反省。
ダイマックスで「多分勝ち」を「勝ち」にし、雷麻痺で「負け」を「勝ち」にした最強のポケモン。
選出率2位(同率)
ランドロス(霊獣)@ゴツゴツメット
特性:威嚇
性格:腕白
196(252)-165-156(252)-x-100-112(4)
物理受けのクッション。
主にザシアン・ゼクロム・グラードン・日食ネクロズマに投げる事が多かった。受け出しでゴツメダメージを入れた後は、主に蜻蛉でサイクルを回したり岩封連打したりして相手の起点にならないよう動いていた。また、無理矢理ステロを撒いて裏にいるエースの全抜きを補佐する動きが出来たのがとても強力だった。環境序盤はあまり出す事が無かったが、二日目から徐々にビクティニの通りが悪くなっていることに気付き三日目に選出回数を増やし始めた所大活躍。もっと早くこのポケモンの強さに気付いていれば更に上位へ上り詰める事が出来ていたかもしれない。
ランドミラーで上からステロを撒くことが出来たので、最遅にするかと努力値の割り振りは諸説だと思う。
ゴツメが本体。
選出率5位
イベルタル@命の珠
特性:ダークオーラ
性格:臆病
悪の波動/デスウイング/熱風/挑発
201-x(4)-115-183(252)-118-166(252)
破壊神その2。
一度ダイジェットを積めればほぼ全てのパーティを粉砕する事が可能。火力だけでなく何故か耐久力もバグっているため、ダイマックスしたら弱点技でも大体一発耐える化け物。A4振りは直前まで挑発の枠に不意打ちを入れていたため。ダイウォール媒体になるのはとても強かったが、それ以外に使い道が無かったのでもう少し良い技があったかもしれない。不意打ちが欲しい場面もあったので最後の一枠はかなり諸説。
破壊の繭の名に相応しい暴れっぷりだった。
選出率4位
ビクティニ@拘りスカーフ
特性:勝利の星
性格:臆病
207(252)-x-120-120-121(4)-167(252)
本構築のMVP。
初手に投げて命がけを打つだけ。スカーフを持っているのでレジエレキ以外の全てのポケモンの上から動くことが出来る。命がけの火力としては同じH100族のカイオーガやディアルガまで確定で落とすことが出来る。対戦において初手は構築で重いポケモンを投げられがちだが、このポケモンはそれを逆手に取り命がけを打つことで重いポケモンを処理し、後続のポケモンの通りを良くするという他のポケモンには出来ない事をしてくれた。
しかしレート1600を超えた辺りから初手イベルタルの不意打ちによる対策が増え、あまり命がけを通す事が出来なくなった。そのため後半はイベルタル入りの構築にはビクティニは選出せず、ザシアンから入ることで初手から相手に圧をかけ勝利する事が出来るようになった。
ニコニコしながら207ダメージを押し付ける爆弾。
選出率2位(同率)
マーシャドー@気合の襷
特性:テクニシャン
性格:陽気
165-177(252)-100-x-111(4)-194(252)
相手の積み・物理エースの切り返し要因。
シャドースチールで相手の積み展開を無効化するだけでなく自身のステータスに加える事が出来る唯一無二のポケモン。テクニシャンの影響で影打ちの威力もバグっており、ザシアンに四分の一ほどダメージが入った時はビビった。
パーティを試している段階でこのポケモンは強いと思っていたが、実際に使ってみると思っていたほどの活躍は出来なかった。ダイジェットを打ってくるポケモンには基本的に弱いことと、ダイマックスするポケモンがカイオーガやイベルタルなどの特殊に偏っていたことからカウンターによる切り返しが上手く決まらなかった。岩石封じや三色パンチを採用していればもう少し活躍させることが出来たのかもしれない。
思っていたほどの活躍は無かったものの、相手の積み展開には凄まじい圧力があるため、選出画面で睨みを利かせ日食ネクロズマやゼルネアスなどの強力な積みエースの選出を抑制しているように感じた。実際、あまり積み展開はされなかった。
かげすみポケモンの通り陰で支えてくれていたのかもしれない。
選出率6位
選出
① +or+or
最も多かった選出。左から順に対面的な動きをする。
初手のビクティニで一匹倒し、残りの手持ちのうち通りの良い方、もしくは相手の起点にならないポケモンを二匹目に出し、残りの一匹で詰める。ビクティニの次に出すポケモンはビクティニが倒したポケモンによって変える。そのため、命がけを打つ前に相手のパーティをよく確認しておく事が大切。
② ++
カイオーガかイベルタルの通りがとても良い場合、もしくはその二匹を出さざるを得ない場合の選出。こちらも対面的な動きをする。
ビクティニを出したいけどカイオーガとイベルタルも出したいときに出す欲張り選出。片方がダイマックス出来ないことを考えると一見弱そうに見えるが、もう片方のポケモンで全抜きすれば関係なかった。
③ ++
二番目に多かった選出。対面的な動きをする①②とは異なり、こちらはサイクル的な動きをする。後半はほとんどこの選出だった。
初手ビクティニを警戒して初手イベルタルから入ってくる相手に、初手ザシアンを合わせる事で相手のサイクル崩壊を狙うことが出来た。ランドロスのクッション性能も高く、物理アタッカーに対して雑に投げるだけで強かった。また、カイオーガミラーの状態でランドロスに引くことで相手のダイサンダーを透かしながらダイマターンを枯らす事が出来たのも強かった。
結果
TN:ao♢
最終103位 レート1717
31勝14敗0分
計45戦
おわりに
ここまで読んで下さりありがとうございました。
ウォーターパラダイスに続いてレジェンドオブラウンドでもレート1700を超え、自己記録も更新する事が出来て嬉しいです。ただ、あとレートが1高ければ最終順位2桁に乗っていたらしく、悔しい気持ちもあります。プレミや勝ち筋の見逃しで負けた試合が少しだけあったため、この少しの試合で差がついていると考えると詰めが甘かったなあと感じました。次こそはリベンジしたいですね。
以上で本記事を締めたいと思います。ありがとうございました。
ではでは