【SVシングル S1 最高12xx位最終宇宙】ジバコカイリューサイクル
はじめに
こんばんは、aoです。
シーズン1お疲れ様でした。今期はSV環境初のランクバトルということで、反省とメモがてら自身の使用していた構築について簡単に書いていこうと思います。暇つぶし感覚で見てくれたら嬉しいです。
以下常体
構築経緯
初めに、ざっくりとした構築の核として「対面構築」「展開構築」「サイクル構築」のどれを軸にすべきか考えた。
SVからの新要素「テラスタル」の性質上、どんなポケモンでも相性不利を逆転し得る可能性があるため、対面的な動きをすることが多い対面構築と展開構築では最後まで勝ち切るのは難しいと判断し却下。消去法でサイクル構築を選択。
環境初期は相性補完の優れたアマガドオー軸を使用していたが、環境中盤に激増した炎テラス物理アタッカーに破壊され続け解散。次に、みがしばドラパルトで盤面を荒らしながら裏のポケモンで詰めるみがしばドラパ軸を使用。確かにドラパルトは強かったのだが、それ以外のポケモンがピンと来なかったため解散。
その後、構築ないない言ってた最終日4日前ぐらいに、カイリューとジバコイルの相性補完が優れていることに気付く。そしてこの2匹がきつく積み展開と相性の良いカバルドンを合わせて本構築の軸とした。
個体紹介
カイリュー@厚底ブーツ
テラスタイプ:ノーマル
特性:マルチスケイル
性格:意地っ張り
実数値:185(148)-204(252)-115-x-120-114(108)
技構成:炎のパンチ/地震/神速/竜の舞
<調整>
H-余り
A-特化
S-S+1で最速ガブリアス(102族)抜き
かなり素早くした竜舞カイリュー。
素早さ調整をする際、現環境ではドラパルト(142族)>マスカーニャ(123族)>ガブリアス(102族)>その他諸々(100族)が基準となっていると思うのだが、今回は最低限の耐久を残しつつ素早さに回した。マルチスケイルのおかげである程度誤魔化せるので耐久面に不満は感じていない。
技に関して、逆鱗を使用した際に裏のフェアリー枠やフェアリーテラスタルで縛られるのが嫌だったので思い切ってドラゴン技を抜いてみたが、想像以上に快適だった。神速を強く使うためにテラスタイプはノーマル。サーフゴーのシャドボを透かして竜舞することも出来たので無難に強い。ただ、逆鱗が無い関係で竜舞を2回積んだ状態でもブラッキーやキョジオーンに受けきられてしまう点は課題の一つだと思う。
ジバコイル@突撃チョッキ
テラスタイプ:水
特性:アナライズ
性格:冷静
実数値:177(252)-x-135-200(252)-111(4)-58
<調整>
H-振り切り
A-個体値0
C-特化
D-余り
S-最遅
初手出し破壊神。
大体のポケモンをワンパン、もしくは裏のカイリューの神速圏内に入れてくれる。
カバルドン・ラウドボーン・ウルガモスなどの処理が面倒なポケモンを破壊するためにテラスタイプは水。テラスタルを交えれば対面性能が格段に上がるのはかなり良いポイントだった。ただ、テラスタルするとドラゴンや電気技が等倍以上になってしまうため、出来ればテラスタルは温存しながら立ち回りたいと感じた。
元々の耐久力が高いので、物理方面にもそこそこ強かったのも偉い。構築単位で重いマスカーニャなどをこのポケモンで誤魔化してた。けたぐりは強いのでやめて欲しい。
カバルドン@オボンの実
テラスタイプ:地面
特性:砂起こし
性格:腕白
実数値:215(252)-132-187(252)-x-93(4)-67
いつものステロ欠伸カバルドン。
ガブリアス・物理ドラパルト・カイリュー・ドドゲザン・パーモット辺りの物理アタッカーに投げて展開有利を作る。基本的には欠伸から入り、交代が強要されないよう有利対面のポケモンが着地するタイミングでステロを撒くよう意識した。
無振りサーフゴーをワンパンするためテラスタイプを地面としているが、そんな盤面は一度も訪れなかった。草や鋼にして弱点と胞子に耐性を付けるのも良いと思うが、地震が想像以上に高火力なので地面も捨てがたい。
また、ガブリアスとドドゲザン相手にはカバルドンの動かし方が重要なため、裏のポケモンの技圏内に入れる為に欠伸ステロではなく地震を優先して削りを入れることが多かった。物理方面に強過ぎて相手のポケモンを2匹倒して勝った試合もしばしば。カバいつもありがとう。
ヘイラッシャ@ゴツゴツメット
テラスタイプ:草
特性:天然
性格:腕白
実数値:257(252)-120-183(252)-x-86(4)-55
技構成:ウェーブタックル/地震/地割れ/欠伸
ゴツメが本体。
物理受けであるカバルドンが見れないマリルリ・セグレイブ・イルカマン当たりの物理アタッカーを受けつつ展開有利を取るために採用。技で与えたダメージよりもゴツメで与えたダメージの方が多い。
胞子に耐性を付ける+弱点を変えて1ターン生み出すためにテラスタイプは草。ラス1ウルガモス対面でテラスタルしながらウェーブタックルして勝った試合もあったのでこれは正解だったと思う。
元々地震の枠は眠るだったが、使用頻度が低い+寝言無しだと起点にされてしまう+サーフゴー・電気テラスタルセグレイブに負荷をかけたかったため地震に変更した。無振りサーフゴー相手なら乱数2発で倒せるのは偉かった一方で、地震にした瞬間相手のセグレイブが電気テラスタルしなくなった。どうして。
地割れは命中0だが、耐久ポケモンに対する貴重な処理ルートが増えるためしぶしぶ採用。ミラーで地割れ連打してる時のIQは2。
ドラパルト@拘り眼鏡
テラスタイプ:ゴースト
特性:すり抜け
性格:臆病
実数値:163-126-96(4)-152(252)-95-213(252)
技構成:流星群/シャドーボール/大文字/蜻蛉返り
<調整>
B-余り
C-振り切り
S-最速
現環境最速のポケモン。
カイリューを通しづらい物理受けに対するアタッカーとして採用。型の判別が難しいため、入れておくだけで強力な選出圧力となる。シャドボの一貫を作って試合を終わらせることが多く、シャドボのリーチを伸ばしたかったためテラスタイプはゴースト。活きた試合は結構多い。
アタッカーの並びが特殊に寄っているため、物理一点読みをされイージーウィン出来た試合があったのも良いポイントだった。
とても強かったが、流星群を当てれば勝ちの盤面で全部外したので解雇。
ニンフィア@食べ残し
テラスタイプ:炎
特性:フェアリースキン
性格:控え目
実数値:193(180)-x-85-178(252)-150-90(76)
技構成:テラバースト/サイコショック/瞑想/身代わり
<調整>
H-16n+1(食べ残しの回復量最大効率)
A-個体値0
C-特化
S-無振りアーマーガア(67族)+3
対低速サイクル最終兵器。
アマガドオー・キョジバレル・ブラッキーなどの低速でサイクルを回してくる相手に対して強く出れるポケモンが欲しかったため、身代わり瞑想型で採用。あとサザンドラにも投げる。
サブウェポンはドオー・モロバレル・ウルガモスを意識してサイコショックを採用。あまり読まれなかったのでめちゃくちゃ通った。
問題のメインウェポンだが、テラバーストのみの関係でこのポケモンにテラスタルを切るタイミングが非常に難しかった。炎テラスタルを切ったらドドゲザンやアーマーガアなどを突破出来るけど、そうすると裏のカバルドンやマリルリがきつい、みたいな感じ。鋼タイプと鋼テラスサザンドラに通るタイプならなんでも良かったので、水や格闘でも良かったかもしれない。
選出率は低かったが、出した試合は活躍した。
選出
① + or + or
② + or + or
③ + @2
基本的に①。ジバコイルが特殊受け兼特殊アタッカーなので選抜適正が高く使いやすかった。ドラパルトの通りが良い場合は②。ガブリアスやドドゲザンなどの物理アタッカーに対して必ず合わせられる・合わせないと勝てない時だけ③。
他に意識することとして、キョジオーン・マスカーニャが見えたら必ずジバコイルから入っていた。特にキョジオーン相手はどんなに選出が歪んでもジバコを合わせる。全員塩漬けにされるため。あとブラッキー入りには必ずニンフィア投げてた。ヘイラッシャとニンフィア以外で突破出来ない。
結果
最高12xx位 最終6221位
366戦201勝165敗
TN:かがやくao
以下敬体
おわりに
ここまで見て下さりありがとうございました。
SV初のランクバトルということでかなり精力的に取り組んではみたものの、結果が伴わず悔しいの一言に尽きます。対戦数も今までで一番多かったです。
敗因は幾つもあると思いますが、最も大きな要因として、勝った試合が何故勝ったのか、負けた試合が何故負けたのかを明確に分析出来なかったことが挙げられます。テラスタルが試合内容を複雑化させているのも勿論あると思いますが、僕自身しっかりとしたサイクル構築を握ったのは初めてだったので、サイクルに対する理解度・練度がまだまだだったなあと感じました。
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余談ですが、以前見かけたとあるツイートが気になったので少し触れておこうと思います。
「剣盾環境で勝ってた人がヘイラッシャで地割れ連打してるの見てると、ダイマックスの噛み合いだけで誤魔化してたんだろうなあと思う。」
...まさしく僕です。ぐうの音も出ません。
実際、ダイマックスが試合に与える影響は世代ごとのシステム(メガシンカ、Zワザなど)の中でもトップレベルに高く、ダイマックスの使い方が勝敗を左右すると言っても過言ではありませんでした。
更に、僕は剣盾環境の頃は初手ダイマ+選出誘導の対面構築を好んで使っていたため、良くも悪くもプレイングが一貫していました。やりたいことを押し通す構築だったからです。
その影響があり、今期使用したサイクル構築を握った際に「何故勝った・負けたのか分からない」という疑問が生じたのだと思います。悔しくも、自身がダイマックスに甘え、本来必要とするプレイングの部分を疎かにしていたと分からされるようなツイートでした。
SV環境におけるテラスタルは一般的にダイマックスほどの制圧力はないとされています。しかし、準伝説やパラドックスポケモンが居ない今、600族が暴れ回る力isパワーのような環境のため、展開不利を取った後の捲りが非常に難しいです。そのため、来期以降のSV環境の対戦では、より一層一つ一つの些細な選択に気を配り、展開有利を維持し続けられるような立ち回りが出来るようになりたいです。
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余談にお付き合い下さりありがとうございました。
来期は今期の上位帯の方々がどのような思考でプレイしていたのかや、どんな勝ち方・負け方をしていたのかに注目して勉強しながら頑張ろうと思います。目指せ最終2桁。
何かあれば Twitter:@aosn_181 までお願いします。
ではでは